前回の記事で、奄美大島の魅力について紹介しました。
奄美大島は離島としては大きいので、移動が少々大変。
観光スポットは中心地やバス停から離れた場所にある場合が多いので、下調べをしておかないと困ることがあります。
またお店や酒造の規模が小さいところも多いので、行きたいところ探し&行けるかどうかは、事前に調べておかないと、行けたはいいが閉まっている…なんてことになる可能性も。
今回は、奄美大島に行くのが決まった方、特に黒糖焼酎を楽しみたい方に向けておすすめの本を紹介します。
黒糖焼酎について知るなら、この1冊!
人とお酒が大好きな、くじらさん こと 鯨本あつこさん
奄美在住歴があり、奄美黒糖焼酎語り部でもある、くっかるさん こと 石原みどりさん
のお二人が奄美群島全25蔵を一つ一つ丁寧に解説してくれています。
蔵だけではなく、ライブハウス、居酒屋など蔵を取り巻く人々や施設も紹介されており、
奄美にはこんな人がいるんだ!
この焼酎、飲んでみたい!
と奄美に行った後のイメージがむくむくと膨らんでいきます!
また、奄美大島で半分弱の分量、残りの半分でたっぷり喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島について書かれています。
奄美大島が大きいので、Webサイト上でもガイド本でも「奄美」というとまっさきに奄美大島が出てきますが、他の島のことも丁寧に書かれているので、奄美大島以外の島に行かれる方にとっては、焼酎抜きにしても読み甲斐が大きいのではないかなと思います。
お気に入りの酒造が見つかる!
奄美群島にある黒糖焼酎の酒造といっても、様々です。
大きい蔵もあれば、ご家族中心でされている小さい規模の酒造もあります。
また焼酎をつくる上での方法や材料も、それぞれ。
私たち消費者は食べ物でもなんでも、基本的にできあがった最終形態しか触れないですよね。
この本を読むことで、焼酎ができあがるまでの過程と、そこに関わる人に触れることができ、1つ1つの蔵にこだわりとドラマがあるというのが伝わってきます。
黒糖焼酎酒造の歴史やお酒のつくり方、名前やラベルに込めた思いなど、細部に込められた魂みたいなものをビシビシと感じ、行く前からお気に入りの酒造ができるかも?!
私は本で読んだエピソードから親近感を感じる酒造があったので、そちらに電話で予約して見学させていただきました!
本で読んだイメージ通りの柔らかくも芯のある酒造の方と楽しい時間を過ごさせていただきました。
時間が許せば何か所か見学したかったのですが、今回は1か所だけ。
また機会があれば、お邪魔したところに再訪したいし、他のところにも行きたい…!
旅の思い出をより深くあたたかくしてくれる1冊でした。
お読みいただき、ありがとうございました!